釣行日 場所

2002年3月28日 十津川水系神納川

 

 

 今年は「よそ見の釣り」に開眼して?
平成14年3月28日 快晴
十津川水系神納川
メンバー 冨士弘道、杉原克典、井上幹也

昨年、冨士会長が良い思いをした神納川へ行こうと言う事になり、冨士会長宅を午前3時50分に出発し、途中でコンビニで朝食を購入、道中混雑することもなく目的地の神納川に7時20分に到着すると、入渓場所には先行者の車がありました。普通なら違う所からと言う事になるのでしょうが、入渓場所が少ないので、時間を空けて釣ろうと言う事で朝食を食べ8時20分頃に期待に胸膨らませ、狭い急な踏み跡を下り6分程で川原に着き、早速P2ライン3.6mハリス1.2m逆さ毛鉤をセットし釣り始めました。
3人で攻めても攻めきれない程ポイントの連続です。しかし前々日の降雨による、若干の増水と水温の低下?それとも早朝の冷え込み(到着時の気温1度)で1時間程の間に逆引きにアマゴの反応が1回、初めてのアマゴの反応に気を良くして巨岩の間をすり抜けた時「ジョリ」という音にウェーダーに目をやると膝の上を2センチほどの破れがありウェーダーを取替えに戻ることも出来ないので気落ちし、ポイントの攻め方が雑になり、次第に釣り上がるスピードも速くなり始めた時に杉原さんが20cmクラスを掛けました。
其の頃には川原に日が差し冨士会長の「カゲロウが飛び出したで」という言葉にアマゴも反応したのか、次のポイントに目が行き竿を上げたときに20cmクラスが掛かり、これぞ「冨士流、予測の釣りでなく、よそ見の釣り」と冨士会長と大笑いしました。
間もなく最初の堰堤が現れ、杉原氏が堰堤落ち込みで25cmクラスを釣り、右岸の魚道を登り堰堤上流に出ました。下流の巨岩を配した落ち込みの連続の渓相から堰堤上流は小石のチャラ瀬と平瀬に変わりました。そろそろ昼だと言うことで、お湯が湧くまでの間にロープワークの練習をし、冨士会長の奥様手作りのおにぎりとカップ麺で昼食をとり、1時間程休憩し、上流を釣り何時もなら此処で納竿と言う吊り橋を通り過ぎた時に冨士会長にアマゴの反応がありましたが毛鉤を咥えず、その後二つ目の堰堤の落ち込みで23cmクラスを釣り、堰堤上に出て富士会長が立て続けに23cmクラスを2匹釣りました。
その後、冨士会長、杉原氏が1匹づつ僕が2匹追加し、釣り上がって行くと先行者かいたので納竿し吊り橋まで戻り、左岸にある急な踏み後を登り15分位いで林道にたどりつきました。
今回の釣行で感じた事ですが、初めての渓と言うことも有るのでしょうが、林道と川の高低差が100m以上あるので、十分な装備し単独釣行はつつしみ、入渓場所も少ないので天気には十分注意が必要だと感じました。今度は渇水気味の小雨の降る日に、もう一度訪れてみたい魅力ある渓流でした。

レポート:京都北山テンカラ会  井上幹也

 

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