釣行日 場所

2002年8月17日 古和木川(由良川水系)

朝から晩まで釣三昧
  そう。あれは2ヶ月ほど前のこと・・・アマゴの引きを味わったのは。

短い夏休みの終わりに家族サービスで、午前9時に西舞鶴よりモーターボートに乗り、舞鶴湾沖に船出。ベラ・アジ・アコウを釣り、その後、叔父の家に嫁と子供達を置いて、今日の本命、古和木川に移動。

  古和木川は、由良川支流、上林川の上流域で。名田庄綾部線に沿うようにして綾部側に流れる川。名田庄綾部線と言っても鉄道じゃなく山道で、車では名田庄まで行く事は出来ません。最近の雨不足で水量も少なく、川の2/3は葦で覆われて大変釣りにくい川です。おまけにブト(ブユ)が多く、いくら虫除けスプレーを擦りまくっても耳元で「ブーン」と言う音が聞こえてきます。
  3時半から釣り始め2時間ほど釣歩けど、釣れるのは10センチ位のオイカワとイダ(ウグイ)とアブラハヤ、5・60匹くらいは釣ってしまったと思います。それでも久しぶりの釣行なので何とかアマゴを釣りたい一身で藪の中を掻き分け、顔には葦の傷後だらけで蜘蛛の巣と格闘ながら時間が過ぎてゆきました。
  そんな中、少し楽しませてもらったのが15センチほどのメスのオイカワ。アマゴの引きと違い横に走って取り込むのに一苦労しました。そう言えば、高校生時分に始めてルアーで釣ったのもこのくらいのオスの綺麗なオイカワでした。
  御覧の様な葦のトンネルが長く続きます。この中を通っていると確かにアマゴの気配がするのですが、なかなか釣る事が出来ません。やはり時間帯がアマゴ釣に適していないのが大きな原因だと思われます。
  葦のトンネルを出た所でやっと釣り上げる事が出来ました。久しぶりに見る綺麗なアマゴです。こんな川のこんな所で釣るアマゴはこんな感動を与えてくれる物だったとは思いませんでした。アマゴの少ない川なので「尺になったら、また釣ってあげるから。」と言いながら川の流れの緩い所へ返してやりました。
 

今日は、ベラ・アジ・アコウ・オイカワ・ウグイ・アブラハヤの数釣よりも、たった一匹のアマゴを釣った感激のほうが大きかった真夏の一日でした。この時期、この時間帯にアマゴを釣るのは難しいのですが、私の思い出の川なので、これからも時々は覗いてみたいと思っています。

取材:京都北山テンカラ会  大友 秀一

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