初めてのテンカラ
釣行日 場所

2011年5月26日 九頭竜川本流・支流

神がかりかな?

    釣果  

時間10:30〜16:30
竿:冨士流テンカラ ナチュラルアート3.6M

「テンカラで魚を釣ってみたい」。私が釣った魚でいつも腹を満たしてばかりいる彼女様がポツリ。一緒に釣り堀でアマゴ釣り(エサ釣り)をした事はあっても、難易度の高いテンカラに挑戦したいとは。うぬぬっ!
我が嫁になるにはテンカラを覚えるのは必定。良い心がけを誉めると、「あなたに釣れるんなら、私にも釣れるはず」と返してくる。そうかそうか、ならばやってみるが良い、という事でテンカラの講習をする事になりました。

先日、仕事帰りにスニーカー釣りできる九頭竜川本流と支流との出会いに200Mほどの良さげな場所を見つけ竿を出したところ、放流ものですが30分ほどで7匹釣れたので、まずはそこに行きました。
現場に着き「行くぞ〜」と声をかけると少し待てと言う。見れば日焼け対策。せかすと「シミができたら嫌でしょ!」と怒られる始末。はいはい・・・
労せず川に降りてから、まずは振り込みや流し方、合わせ方などをレッスンしました。幸い、15センチの放流アマゴがすぐにかかってくれたので、何となく釣り方がわかった様子。しかながら、竿を手渡すとやはり全く振れず。水面をパシャンパシャンと叩くので、手を添えながら振り込みの練習を1時間ほど行いました。完全ではないけれども、少しは振れるようになってきたので釣りあがる事に。
「毛バリが見えなぁい、ラインが見えなぁい」とか言いつつも、京都北山テンカラ会奥義「予測の釣り」をレクチャーしながら釣りあがる事しばらく。残念ながら結果は出ませんでしたが、それでもバラシと魚の反応を体験する事ができました。川に入る前にエサ釣り師があがって来た事を思えば、まずまずの内容で、ここでは私が放流もののアマゴを2匹釣りました。

午後は場所を変えて九頭竜川本流へ。以前、吉野さんと入った場所ですが、そこそこ魚はいるしポイントも多く、何より安全なのでここを選びました。彼女様に私の新しいウェーダーをはかせ、私は水漏れのするウェーダーをはいて、いざ開始。
復習を兼ねて私が竿を振ると、サクッと25センチのシラメがかった美しいヤマメがかかってくれたのですが、どうやって釣ったのかが理解できなかった様子だったので、「ここが捕食ポイントだから、こうして流して、ここで合わせるの。アマゴとヤマメの見た目の違いは〜」などとレクチャー。
午前と違って複雑な流れになっているので彼女様はかなり苦労していましたが、彼女様が流した後に私が釣ってみせるなど、流し方の違いなんかを教えてしばらく・・・
とあるポイントで、すい〜〜〜っと綺麗に入ったので様子を見ていると、ピックアップと同時にバシャッ♪
「釣れたぁ〜、どうしよどうしよ、あ〜ん」と黄色い声を上げながらも、どうにかゲット。
18センチの綺麗なヤマメをなんと「予測の釣り」で釣ってしまいました。女性ながら初めてのテンカラでヤマメをヒットさせるとは!いやいや、見込みがあるかも。
初めての一匹というものは誰でも嬉しいものであり、初体験のテンカラならばなおさらの事。「釣らせてあげたい」との強い思いが届いた瞬間でした。彼女様もご満悦で感慨無量との事。「食べたぁ〜い」とは言うもののサイズが小さく、入れる魚籠なども持ってきていないので、今日はすべてリリース。
その後、彼女様は2回のバラシがあったものの針がかりせず結果は出なかったのですが、私はといえば堂々のツ抜けで、一応「らしさ」を見せる事ができました。
帰宅時、「楽しかったから、また連れてって。今度は食べたいし」と言ってきたので、テンカラ釣りの楽しさがわかってくれたものと思っております。

    釣果  
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取材:京都北山テンカラ会  齊藤 修

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