釣行日 場所
 

2016年4月24日

櫛田川

一匹余して

     

4月24日 テンカラ会会員の「宇治の杉原さん」と櫛田川へ釣行しました。

釣の子弟関係では、京都北山テンカラ会の冨士会長(先生)が師匠、会員が弟子です。
会員の杉原さんと私は兄弟弟子に当たります。杉原さんが弟弟子、私が兄弟子です。

今回の釣行は不調が続く弟弟子と釣らせてあげたいが釣れるかどうか不安を抱える兄弟子との釣行です。

兄弟子は兎にも角にも弟弟子が1匹釣るまでは面倒を見なくてはいけないという心構えです。

目的地に到着、2人で入渓します。ものの30m、兄弟子が色々と考えを巡らそう思う間もなく弟弟子が唐揚げサイズを釣り上げます。

早々に兄弟子は肩の荷を下ろします。兄弟子は弟弟子に「自由釣行」を宣言。
兄弟子はいつもより増して気を引き締め釣り始めます。

福島昌山人『釣れなくてもよかったのに日記』より孫引き
土師清二『釣り人生』
「友だちと釣りに出かける(略)そのときの心もちの一つは、友だちに釣り負けたくないということ、その反面には友だちにも釣れますようにとねがう心がある、満点は友だちも釣れ、自分も釣れて、しかも友だちよりも少々釣り勝っているところである。」

予想をはるかに上回る釣果でした。一日を振り返ります。
弟弟子は自分が何匹釣り上げたのかあやふやです。
「ツ抜け」はしているだろうと思いながらも、兄弟子はこれからの目標と精進のためにと
弟弟子の釣果を「一匹余して」9匹としました。
兄弟子は弟弟子より少々釣り負けてしまいました。

弟弟子は笑っていました。兄弟子は微笑んでいました。満点です。

今回は唐揚げサイズばかりだったので、次回は大物狙いで行きますぞ。

また、釣りに行ってこ!!

  釣行  
     
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取材:京都北山テンカラ会  文野 博行

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