製麺作業(蕎麦打ち)


2000年の大晦日の蕎麦打ちの模様です。


今回使用したのは、市販されている打ち板・蕎麦包丁・

麺棒・こま板・こね鉢です。

板と麺棒はホームセンターで揃えられますし

こね鉢はほぼ同サイズの物が100円ショップに

売ってあります。こま板は特別必要でもないし

包丁も文化包丁で代用できます。

つい先日、冨士先生の所で挽いてきたそば粉を

使用しました。そば粉250g、割り粉(強力粉)50g、

を良く混ぜて、水120gを一箇所に集中しないように

混ぜていきます。

少量加水、水回しを何度か繰り返し、粉の色が

全体的に黒っぽく変化し重量感が出てきて

ドウ全体が耳たぶくらいの固さになってきたら

水回しを終了します。

 

外側から内側へと練り込むようにして捏ねます。

しばらく捏ねていると表面がつるっとしてきます。

これを面(つら)が出ると言います。

面がでたら捏ねる動きを極めて小さくします。

こうすることにより捏ね傷が中心に集まってきます。

手のひらの付け根を使って傷を頂点とする

円錐型を作ります。

打ち板の上に花粉(打ち粉)をして掌の付け根の所で

丸く押し広げていきます。

次は回しながら麺棒で伸ばしていきます。

厚さ5mm位まで伸ばしていきます。

写真の下部分のように切れたりしないように

均等に伸ばしていきます。

次は角出しの作業です。

花粉をして、手前から巻いていき3.4回ゴロゴロと

ほんの少し力を入れて転がします。

90度回転させて広げ、花粉を打って手前から

巻いていきます。この作業を2回ほど繰り返すと

上手にするとほぼ四角になります。

 

だいたい5mm位になるまで麺棒で伸ばし、

出来上がれば蕎麦包丁で切れる程度に花粉を

間にはさみながら折りたたんでいきます。

こま板を合わせ包丁を垂直にして前方に押しながら

切り、そばの幅の分だけ包丁をちょっと傾けて

こま板を送り、また押しながら切って行きます。

これで蕎麦打ちは終わりです。

今まで数回蕎麦を打っていますが、回数を重ねる程

うまくなっているようです。

今回は、20センチくらいで切れてしまいましたが

次回はもう少し工夫してみたいと思っています。

茹で上がった蕎麦と、羅臼昆布からとった

だしと蕎麦湯です。

味は絶品!

市販の蕎麦は食べられませんね!!

今回、蕎麦隊の蕎麦作りに携わっていただきました数多くの方々に

感謝と御礼を申し上げるとともに、このページをご覧になられて

ご意見やご感想を戴きました方々にもこの場をお借りして

御礼申し上げます。

この蕎麦隊では「京都北山テンカラ会」の会員のみならず

一般の方々との釣り以外での交流を果たすという趣旨を十分に

果たせたのではないかと思っております。

また、今年も蕎麦作りを、出来ればやりたいと思っておりますので

その折にはどうぞよろしくお願いいたします。

以上